小手川正二郎

レヴィナスにおける還元の問い  小手川正二郎

はじめに いわゆる「ブリタニカ論文」( Ⅸ, 237-349 )執筆にあたって、フッサールはハイデガーと超越論的還元の意義をめぐって重大な論争をし、2人の共同作業は挫折に終わった。その翌年(1928 年)から2人の下で学び始めたレヴィナスは、両者の争点…