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知識と権力 ──言説としてのオリエンタリズム── 黒瀬 勉

1 オリエンタリズムを問題にする際、サイードはそれをオリエントに関する学問・研究、つまり、オリエントを研究する学者の仕事に限定しないで、広く、西洋とオリエントの区別と差異に基づく思考様式としてとらえる。したがって、『オリエンタリズム』の中で…

「知のあり方」について──『オリエンタリズム』の視点から 近藤紀宏

序 21世紀を迎え、20世紀を振り返ればまさに「〈西洋〉*1の時代」と捉えることが最もこの世紀の本質を明確にすると考えられる。また、この状況は「知」なるものを語る上でも妥当するだろう。この近代的な「知」とは即ち、前近代的な「神の視点」を越えた…